かなり昔の話なんですが・・・
もう、かれこれ20年以上前の話ですかね
まさかそんな事になるかね(笑)という話です
高校2年の夏休みに、友人Aと一緒に友人Bの自宅に遊びに行こう!
という話になったんです
友人Aと一緒に、友人Aはジョグ、僕は愛車のビーノという原チャリに乗って、友人B宅へ向かいました
途中でスーパーに立ち寄り、買い物の際に花火を見つけて「夜に花火やろうか!」
と盛り上がり花火も買い込みました
当時はロケット花火やねずみ花火など、少し過激な花火が売ってたんですよ
なかでも煙玉というのがあり、形は小さな丸い爆弾みたいなものなんですが
ひたすらモクモクと煙をただ出し続けるという、なんともシュールな花火です
まあ、色んな花火を買い込んで友人Bの自宅へ向かいました
友人宅にはゲームなどはなかったので、3人でくだらない話ばっかりして盛り上がっていました
あいつはあいつが好きやでとか、実はあいつ、○○ちゃんに振られてるとか・・・
高校生でよくある話題で盛り上がっていました
夜になってきて日も落ちてきたので、ほな花火しに近くの公園いこうや!となり
窓を開けたら、「あれ?雨降ってるやん!!」
そこそこ強い雨で、さらに強くなりそうだったので、これはもうしょうがないなぁ
という事で、外での花火はできなくなってしまいました
引き続き、駄菓子のカールやキャベツ太郎をむしゃむしゃ食べながら
3人でまたくだらない話をしていました
しかし、さすがに話題も尽きてきて、無の時間が増えてきたので、僕はイタズラをしようと考えたのです
そう、昼に買い込んだ花火
雨で出来なくなった花火やりたい熱がうまく消化できていなかったのです
「この友達の部屋で花火ぶっ放したら面白いやろな~」と考えていたのです
しかし、音のデカいロケット花火やねずみ花火だと、さすがに友人Bも怒るよな~
どないかできへんかな~と考えていたら、煙玉があることを思い出したんです
煙玉ならデカい音も鳴らないし、火も出ない
もしもの事が起きても大ごとにはならないかなと思ったのです
友人Aも友人Bも話し疲れて漫画を読んでいました
いちおう、軽く確認を入れようと思い、僕は友人Bに質問をしました
僕「なぁなぁ、もし俺がこの部屋で花火に火つけたら笑う?」
友人B「いやいや、笑うわけないやん!マジで怒るで!」
友人A「もしそんなんしたら、今年の夏休み思い出ナンバーワンになるで」
友人B「アカンでマジで。オカンにもめっちゃ怒られるからな!」
僕「そうやんなぁ、さすがに部屋で花火はアカンわな~」
う~ん、やっぱり怒るか~・・・
けど、もしやったらきっと面白いやろな~と頭を回転させていました
すると!!誰にも迷惑をかけず、かつ面白いプランを思いついたのです!!
そのプランとは
①使う花火は「煙玉」
➁バレない程度に窓を開ける
③友人2人が完全に油断している時に煙玉に火をつける
④火のついた煙玉をみて慌てる友人2人
➄タイミングをみて、開けた窓にその煙玉を投げて外に捨てる
⑥家の裏は土ばかりの空き地なので、迷惑も掛からない
➆3人爆笑
よし、これなら友人Bも怒らず、大丈夫やろうと思い決行することにしました
僕はスーパーの袋からコソコソと煙玉1つを取り出し、ライターもゲット
「なんか暑いなぁ~」と言いながら窓を開けました
よし、下準備はできた
友人2人も完全に油断している
ここや!と思い、煙玉に火をつけました
煙玉はシュ~という小さな音を出しながら煙を出し始めました
友人B「おおいっ!!何やってんねん!消せ消せ!!」
友人A「それはやばいで!!アカンって!!」
予想通り、2人はめちゃくちゃ慌てていました
部屋が煙だらけになると、さすがに友人Bにシバかれるので、僕はベストタイミングで
その煙玉を開けた窓に投げました!!
完璧やと思った瞬間!
外に投げた煙玉がなぜか部屋に戻ってきたのです!!
な、なにぃーーーーー!!なにが起きたんや!!
あまりの想定外に僕もパニックなってしまい、部屋中が煙だらけになってしまい、
3人とも大パニックになってしまいました
煙が落ち着き、冷静になった友人Bは当然、僕にガチギレです
僕はひたすら何度も謝りました
そして、落ち着きを取り戻した友人Bに、僕のプランを話し「想定外の出来事」による
結末だった事を説明しました
それを聞いた友人Aが窓を確認すると・・・
「網戸閉まってるやんっ!!」
そう、僕は確かに窓を開けたのです。しかし、網戸の存在に気付いていなかったのです
だから、投げた煙玉が網戸に跳ね返って、部屋に戻ってきたのです!
本人もビックリのイタズラになってしまいました
「イタズラをする時は徹底的に確認をする事」を学んだ夏でした
友人Bにはお詫びとして、ファミレスで何を頼んでも僕が奢るという権利を
三回あげました
友人Bとは今でも友人です(笑)
オススメの曲
「ゴーゴーヘブン」大沢誉志幸